Sagasokka!活用事例
我孫子市立第二小学校
【3年生/国語】
項目に掲載されたNDC(日本十進分類法)を手掛かりに、本を探す。オンライン百科事典から紙の本へ! 知りたい情報を探していく
我孫子市立第二小学校では週に1時間、学校図書館を活用した授業に取り組んでいます。小学3年生国語、クラスの「生き物ブック」の単元では学校図書館に端末を持ちこんで『Sagasokka!』で調べたり、紙の本で調べたり、様々な資料に当たって必要な情報を探します。学校司書の相澤京さんと行ったTT(ティーム・ティーチング)授業の様子を、星野拓先生に伺いました。
・内容/用途 国語 クラスの「生き物ブック」 ・利用開始 2022年4月 Sagasokka!
小学3年生国語 クラスの「生き物ブック」。まずは『Sagasokka!』で検索
「検索メニュー」から「画像・資料を検索」のコーナーをひらき「からだのつくり」で検索すると、イラスト付きの資料が出てくる
また、本を探す際は闇雲に探すのではなく、まず『Sagasokka!』で知りたいことを検索し、その項目に掲載されているNDCをもとに本を探すよう声をかけました。調べるにあたっては、生き物の似ているところと違うところに着目すること、資料の本文を丸写ししないことも説明しました。
『バッタ』の項目本文。NDC(日本十進分類法)はこのように項目本文の最後に掲載されている。
486(昆虫類) 615(作物栽培.作物学) この情報を頼りに図書館の書棚を探してみると参考資料を見つけることができる
●調べる際の着目点を確認する(自分だけの図鑑にするために、テーマを決め、似ているところと違うところに着目して見分け方を示す)
●『Sagasokka!』の使い方を説明し、作業の手順を確認する
●出典について振り返る
●『Sagasokka!』の項目(各項目には関連するNDCが表記されている)から学校図書館の本に結び付くように、NDCの見方を振り返る
●『Sagasokka!』や学校図書館の本を使って、それぞれが選んだ生き物について調べる
●調べたことをプリントに書き(出典を必ず記録するよう声をかける)、生き物の特徴を説明する文章を書くための基礎を作る
今回の授業で使用するプリント(星野先生オリジナル)の記入例を黒板に掲示。
似ているところ、違うところ、ほかわかったこと(豆知識)と段を分けてメモを取ることで、
メモをもとに説明文を書く際、児童が迷わず作業を進められるよう工夫されている。
また出典記入欄を目立たせる配置としたことで、記録忘れの防止をはかっている
『Sagasokka!』の項目に表記されたNDCをもとに、学校図書館の本を探す
今回の授業準備では学校図書館を活用することもあって学校司書と打ち合わせを行いました。『Sagasokka!』の機能や授業の流れ、学校司書から受けたいサポート等について一度話す時間を設け、連携を取ることで、授業がスムーズに進行できたと思います。
クラス全員分の百科事典を揃えることは難しいので、これまでクラス全員で百科事典を引くことはできませんでした。その点『Sagasokka!』を活用すると、全員が手元でオンライン百科事典を開くことができ、調べ学習においてこどもたちが必要な資料を一人ひとつは保証できます。本をうまく探すことができなかったとしても「資料がひとつもない」という児童をなくし、みんなが学習を進められる環境をつくり出すことは、非常に重要なことだと思っています。
児童の成果物(ムササビとモモンガ)
児童の成果物(メジロザメとホホジロザメ)
児童の成果物(カンガルーとウサギ)
写真提供:我孫子市立第二小学校
レポートや調べ学習の発表資料に『Sagasokka!』の項目の本文、画像・資料で見つけた絵や写真を貼り付けて使用する場合:
・『Sagasokka!』項目本文をコピー&ペーストすると、下記のように自動で出典が入ります(コピーした文字が15文字より少ないときは、出典が自動では入りません)
『アリ』,総合百科事典ポプラディア(Sagasokka!)より,(2024-07-19 閲覧)
・画像・資料のデータを貼り付ける場合、出典を明記の上、使用することができます
提供:小堀文彦
総合百科事典ポプラディア(Sagasokka!)より,
(2024-07-19 閲覧)