Sagasokka!活用事例 

府中市立南町小学校(2)

【6年生/社会】

児童の幅広い興味関心に応えるために『Sagasokka!』を活用

 府中市立南町小学校では、小学6年生の社会で学習する単元「つながりの深い国々のくらし」に『Sagasokka!』を活用しています。教科書の内容に沿った項目を集めた「授業で使える項目セット」を使った授業の様子を、浅利元貴先生に伺いました。

・所在地 東京都府中市   ・学年 6年生   ・全児童数 約410名

・内容/用途 社会  つながりの深い国々のくらし

 

「授業で使える項目セット」を使って、日本とつながりの深い国々の情報収集

授業のねらい・工夫

 ねらいは日本とつながりの深い国々の、伝統的な行事、スポーツ、食べ物、地理に関する情報を調べることにより、その国の特色や日本とのつながりを考えることです。
 工夫した点としては、調べる方法を児童に選択させるため、資料のひとつに『Sagasokka!』を採用したことです。調べる方法としては教科書、インターネットなどがありますが、『Sagasokka!』は世界の国々が立項されており情報が豊富で、各国共通の項目(食文化、祭り、伝統など)が載っているので国同士の比較がしやすい点が有効だと思います。また
『Sagasokka!』の項目集「授業で使える項目セット」の活用を促し、探求に不安を感じている児童も調べもののスタート地点を見つけられるよう工夫しました。資料にあることをただ書き写すのではなく、自分なりに要点をまとめること、理解している言葉で書くことを注意点として声掛けしました。

  授業でやってみたこと

前時までの学習で出た「調べる視点」を整理する
本時で調べることになる4つの国(今回はアメリカ合衆国、大韓民国、中華人民共和国、ブラジル連邦共和国)の場所を世界地図で確認する

調べる方法として『Sagasokka!』の「授業で使える項目セット」を紹介する
3~4名ずつ班を組み、各自が担当する国(4つの国の中から選ぶ)について『Sagasokka!』や教科書を使って調べ、ノートにまとめる
調べたことを班の中で一言ずつ発表する

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前時の振り返りと本時のめあてが書かれた板書

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電子黒板に映しながら「授業で使える項目セット」の使い方を紹介

『Sagasokka!』を使ってみて

 近年、一人一台端末時代となり、児童の興味関心は幅広くなっています。教科書に載っている内容だけでは児童の問いを満たせないとき、児童はインターネットを活用する傾向にありますが、インターネットに掲載されている情報は難しいものもあり、児童が理解できないままノートに書き写すことが多々あります。そのようなときに『Sagasokka!』を活用することが有効だと感じています。『Sagasokka!』に書かれている情報は、小学生にも理解できる内容のものが多く、さらに項目本文に青字リンク(※)が多いので、より深く追究したい時にもすぐに情報収集をすることができます。
 さらに、今回使用した「授業で使える項目セット」には各学年、各教科で使用できる項目が多く掲載されています。授業後、自主学習の課題として今回扱った4ヵ国以外の国を調べる活動を児童に薦めました。『Sagasokka!』には世界の国々が立項されているので、こどもたちが興味を持った国について調べることができます。今後も、調べ学習のツールとして大いに活用していきたいです。

※青字リンク・・・項目本文の中には、文字が青くなっている言葉(青字リンク)があり、クリックするとその言葉の項目に移動して、解説を読むことができる

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項目本文だけではなく、統計資料(※)も参照して、情報収集する児童もいた
※統計資料・・・項目本文画面の、「画像・資料を見る」から閲覧できる

食べ物やスポーツ、音楽など、各国で興味のある項目をどんどん調べて情報を集めていった

児童の成果物(ノート)

 

写真提供:府中市立南町小学校


授業で使える項目セットを表示させる手順

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