Sagasokka!活用事例-戸田市立笹目東小学校

　埼玉県戸田市では主体的・対話的で深い学びの実現を目指して、「戸田型PBL（課題解決型型学習）」を推進しています。戸田市立笹目東小学校では『MottoSokka!』を導入し、調べ学習はもちろん、家庭と学校を繋ぐシームレスな学びの実現に向けた反転学習にも活用中です。
　今回は国語「すがたをかえる大豆/食べ物のひみつを教えます」の授業の様子を、土信田幸江先生に伺いました。

授業のねらい・工夫

　授業のねらいは、必要とする情報を読み取って分かりやすく整理する力を伸ばすことです。すがたをかえる食べ物について調べてまとめていく段階で、『Sagasokka!』を使います。画像・資料にある図「○○からつくる食べ物（※）」には加工食品とその作り方の例が視覚的に表現されていて、資料としてだけでなく、調べたことをまとめる際のイメージとしても活用できます。授業の冒頭、「○○からつくる食べ物」の図をスクリーンに映して例として提示したことで、こどもたちはスムーズにまとめ作業に入ることができました。
※現在、「米」「麦」「トウモロコシ」「牛乳」「魚」「いも」「ダイズ」の項目に対応

『Sagasokka!』を使ってみて

●場所・時を選ばずに検索できる
　『Sagasokka!』があれば、どこでも、いつでも、興味を持った事柄についてオンライン百科事典で調べることができ、は学習のサポートに繋がります。授業以外の時間、放課後（学童や家）の自分の学習においても活用できます。
●検索結果が安心安全である
　授業でよく使う検索アプリは、検索ワードに関連してたくさんの記事が出てきますが、こどもたちにとって情報の取捨選択をすることは難しいです。これに対し『Sagasokka!』では、こども向けの安心安全な内容が提供されています。こどもが不適切なコンテンツにアクセスすることを防ぎ、安心安全に学習することができました。
●こどもの興味や関心に合わせた検索結果が表示される
　今回の授業内容でいえば、「大豆」と検索すると、「大豆」に関する写真や変化した食べ物の図表を見ることができ、大変わかりやすくまとまっています。これにより、こどもたちは自分の興味や関心を深めることができました。導入前は学校図書館から資料を何十冊も借りて廊下に資料を積み上げて、全クラスで共有しながら授業を行っていました。『Sagasokka!』を使うと、全員が手元の端末で必要な情報を収集することができるので、こどもたちが各自のペースで、それぞれの興味に応じた調べ学習を進めることができました。こどもたちは自分たちの意欲と自走力で、楽しみながら『Sagasokka!』を使っています。授業後には「『Sagasokka!』で調べたら、もっと知りたくなった」「家でも調べたい！」という声が上がっていました。

＜児童が書いた「授業後の振り返り」より＞

『Sagasokka!』を色々なことで使えるなんて思っていなかったからびっくりしました。
『Sagasokka!』でくわしく調べられた。
「米」について調べたら、たくさん変身しているものがあって、びっくりしました。
私たちは「牛乳」の変化を調べました。完全には終わっていませんが「牛乳」からできるものを書けて良かったです。

※誤字、脱字および表記の誤りと判断された箇所について一部修正したものを掲載しています。

レポートや調べ学習の発表資料に『Sagasokka!』の項目の本文、画像・資料で見つけた絵や写真を貼り付けて使用する場合：
・『Sagasokka!』項目本文をコピー＆ペーストすると、下記のように自動で出典が入ります（コピーした文字が15文字より少ないときは、出典が自動では入りません）

ダイズからつくる、白くてやわらかい食品。
『豆腐(とうふ)』,総合百科事典ポプラディア（Sagasokka!）より，（2023-11-20 閲覧）

・画像・資料のデータを貼り付ける場合、出典を明記の上、使用することができます

Sagasokka!活用事例

「『Sagasokka!』で調べたら、もっと知りたくなった」気になることをどんどん調べて、探求心を育む

画像・資料の「○○からつくる食べ物」。資料として、情報を整理する例として活用

「牛乳からつくる食べ物」

「○○からつくる食べ物」の見つけ方、図の見方を説明

必要な情報を整理してまとめていく

成果物。こどもたちの興味関心を優先し、教科書には載っていない「肉」などのテーマも可とした

写真提供：戸田市立笹目東小学校