Yomokka!活用事例 

 アオバジャパンインターナショナルスクール 

【2年生/日本語】

新しい言葉や知識に出会う。『Yomokka!』を通じて、こどもたちの視野が広がっている

 デジタルツールを使用した教育活動をメインに取り組むアオバジャパンインターナショナルスクールでは、日本語の書籍を読む活動を推進する目的のほか、授業にも『Yomokka!』を活用しています。

・所在地 東京都練馬区   ・学年 2年生   ・全児童数 約360名

・内容/用途 日本語  様子を表す言葉         ・利用開始 2022年5月 Yomokka!/Sagasokka!

 

2年生日本語「様子を表す言葉」単元で『Yomokka!』を活用。共通の本を、全員が手元で読むことの有効性

授業のねらい・工夫

 様子を表す言葉の意味を知り、その言葉から連想するイメージをデザインする

授業でやってみたこと

『めざせ! ことば名人 使い方90連発! オノマトペ』(ポプラ社)を開き、一人一人が自分のペースで言葉を探し、気に入った表現を見つける
言葉の意味を間違えている児童がいたときには、本書のページに書かれている説明を一緒に確認する
デジタルツールを用いて、オノマトペから連想するイラストを描く

『めざせ! ことば名人 使い方90連発! オノマトペ』(ポプラ社)

『Yomokka!』を使ってみて

 当初、『Yomokka!』は個人の読書を充実させるために有効だというイメージが強くありました。実際授業に取り入れてみて、共通の本を全員が読むことができるので、集団で学ぶ時間においても非常に有効だと感じています。
 これまで、授業で書籍を使用するときには少ない冊数を数人で共有する必要があり、なかなか自分のペースで読み進めることができなかったり、トラブルが起こったりと、学習に集中できないことがありました。『Yomokka!』を利用することで、こどもたちの集中力が増しました。また、書字が苦手なこどもたちも楽しく取り組むことができていたようです。

気に入ったオノマトペを探そう!

オノマトペをイメージして、こどもたちが描いたイラスト

 

日本語の書籍に触れる機会を。『Yomokka!』をきっかけに、紙の本を探した児童も

 これまで日本語の本に出会う機会の少なかったこどもたちが、目を輝かせて嬉しそうに読書する姿を目にして、導入して良かったと感じています。読書の楽しみを知ることが、これからの人生を豊かに生きる力になると良いです。『Yomokka!』で気に入った著者の本を、本屋で探して見つけたと報告してきた子がいました。紙の本にもぜひ触れてほしいという願いがありますが、電子書籍がきっかけとなって出会うことができるのだと感じました。
 また、幼稚園から小学6年生までの絵本の読み聞かせにも『Yomokka!』を利用しています。教室にある大きなスクリーンに本を映し出すことで、どの子にも見やすく好評です。特集が使いやすく、こどもの興味や季節感などに合わせて本をすぐに見つけることができます。
 クラスの話し合いの中で「何のために『Yomokka!』をつかうのか」という目的を確認しました。「新しい言葉や知識に出会うため」「日本語の本にもっと触れるため」などです。1ヶ月ほど経ち、教員や友達にすすめられた本や、これまで知らなかった本にも触れる様子が見られるようになり、視野が広がってきているのではと感じます。こどもたちは初めて利用した時からとても楽しそうに利用していました。こどもの心をつかむ本サービスの工夫が、響いていると感じています。

写真提供:アオバジャパンインターナショナルスクール



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