Yomokka!活用事例 

 朝霞市立朝霞第六小学校(2) 

【4年生/国語】

同じ学習資料を一人一冊。クラスみんなで共有する有効性

 朝霞市立朝霞第六小学校では、4年生国語の単元「季節の言葉」にて『Yomokka!』を活用しています。『「和」の行事えほん2 秋と冬の巻』(あすなろ書房)、『みんなの俳句がいっぱい!学校歳時記5 冬・新年の季語』(ポプラ社)を読んで、冬に関する言葉を入れたカルタを作成。作成後はカルタ取りを楽しみます。武田瑠美先生に伺いました。

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・所在地 埼玉県朝霞市   ・学年 4年生   ・全児童数 約990名

内容/用途 国語 季節の言葉 冬の楽しみ    ・利用開始 2021年8月 Yomokka!/Sagasokka!

 

小学4年生国語「冬の楽しみ」。『Yomokka!』掲載本を活用したカルタ作り

授業のねらい・工夫

季節にまつわる言葉と、言葉の意味を知ることで語彙を豊かにする
ふりがなが付いていて言葉の意味や由来などが端的にまとまった学習資料を使用することで、児童が自分の興味・関心に合わせて、自分のペースで調べることができる

あらかじめ使用する学習資料を選定し、児童に共有する。どのページを読むと良いか等、具体的な例示をしながら説明することで、成果物の作成がスムーズに進むよう促す

「和」の行事えほん2 秋と冬の巻
『「和」の行事えほん2 秋と冬の巻』(あすなろ書房
みんなの俳句がいっぱい!学校歳時記5 冬・新年の季語
『みんなの俳句がいっぱい!学校歳時記5 冬・新年の季語』(ポプラ社)
授業でやってみたこと

冬の行事や様子を表す言葉について、教科書に載っている12月~2月の季節に関する言葉を参考に、知っていることがらやその由来を考える 
児童それぞれが『「和」の行事えほん2 秋と冬の巻』(あすなろ書房)、『みんなの俳句がいっぱい!学校歳時記5 冬・新年の季語』(ポプラ社)を読み、冬にまつわる言葉と、その意味を知る
本を読んで知ったことを取り入れながら、カルタの読み札に書く文章(五七五)を考え、ノートに書く

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電子黒板に映した例示

カルタを作る(読み札と取り札)

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電子黒板に映した例示

『Yomokka!』を使ってみて

 クラス全員が同じ本を同時に閲覧できるので、あらかじめ教員が選定した学習資料を「おすすめ」として共有し、使用する本を限定しました。本を限定すると、児童が実際に使う本を用いた具体的な例(該当ページ、読み方など)を交えて作業内容を説明することができます。これにより作業内容が児童にすんなり伝わって、クラス全員がカルタ作りに十分な時間を割くことができました。
 紙の本には紙の本の良いところがありますが、同じ本を一冊ずつクラス全員に用意することはできません。それぞれ違った本を使うとなれば複数の本での例示や、場合によっては個別指導が必要な児童も出てくるでしょう。今回の授業では『Yomokka!』の利点を活かし、全員で同じ本を使って活動したため、例示が一回で済みました。また、同じ本を使っているので、周りの児童の学習の様子を参考にしやすく、作業の内容に戸惑う児童にとっては周りの様子を見ながら進めることができました。それにより、説明に要する時間と手間の短縮に繋がったと思います。目標は授業時間内に一人1セットのカルタを作ること。ほとんどの児童が目標を達成し、2セット以上作成した児童もいました。また、今回先行実施をしたのですが、授業の展開について同じ学年間の共有がスムーズにできました。
 全員集中して取り組み、「もっと作りたい!」という声がありました。『Yomokka!』は貸出期限やほかの児童の利用予定を気にする必要がなく、端末とネット環境があればいつでも、どこでも使えます。休み時間や授業の隙間時間、自宅でも学びを続けることができる。児童の学ぶ意欲をサポートするツールであると感じています。

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本から得た知識をカルタにしていく

児童が作成した、個性豊かなカルタ

 

写真提供:朝霞市立朝霞第六小学校



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