Sagasokka!活用事例 

 東京学芸大学附属小金井小学校 

【5年生/理科】

『Sagasokka!』の活用がまとめ課題のハードルを下げ、引用のルールに慣れるきっかけにも

 東京学芸大学附属小金井小学校では、小学5年生の理科で学習する「台風と防災」の単元で『Sagasokka!』を活用しています。小林靖隆先生に 、伺いました。

・所在地 東京都小金井市   ・学年 5年生   ・全児童数 約615名

内容/用途 理科  台風と防災

 

5年生「台風と防災」単元に『Sagasokka!』を活用

授業のねらい・工夫

 『Sagasokka!』導入により、より正確な情報を用いて調べる意味を伝えながら調べ学習を行い、単元のまとめとしてデジタルツールを使ったスライド作りを課しました。「調べた結果」には、『Sagasokka!』の文章や画像をコピー&ペーストする方法をとり、調べたことを受けての考察をまとめとして盛り込むようにしました
 全体の構成や書式は、論文の書き方に準じています。著作権に関わることなので、引用には出典を明記し、その上で自分の意見を述べるような主従関係を明確にした文章作りが大切だと考えています。また、『Sagasokka!』のコピー&ペーストは理科における問題解決の過程において、適切な結果記録の場面に利用できます。自分の言葉で調べたことを書き記すことでは、事実を飛躍して解釈まで行ってしまうと判断し、コピー&ペーストを活用することにしました。

授業でやってみたこと

 これまで「台風と防災」の単元では、気象庁の「アメダス(地域気象観測システム)」や東京都下水道局の「東京アメッシュ」などを活用した台風の動きやそれに伴う降水量や風量を調べる学習、書籍やインターネットで防災に関して調べる学習を行っていました。
 今回は『Sagasokka!』を使った調べ学習を行い、単元のまとめとして、デジタルツールを使ったスライド作りを課しました。前述の「ねらい」のとおり、「調べた結果」には、『Sagasokka!』の文章や画像をコピー&ペーストする方法をとり、調べたことを受けての考察をまとめとして盛り込むようにしました。

実際に児童から提出された、まとめのスライド
※『Sagasokka!』の項目本文をコピー&ペーストすると、引用情報が自動的に挿入される

『Sagasokka!』を使ってみて

 当初はまとめのスライド作りに関し活動量の多さを心配していましたが、『Sagasokka!』を活用したことで、こどもたちは私が考えていたよりも短時間で スライド作りを行うことができていました。
 『Sagasokka!』の文章をコピー&ペーストすると引用情報が自動的に挿入されるので便利な上、出典を明記するというルールに触れるきっかけにもなりました。

写真提供:東京学芸大学附属小金井小学校



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