Yomokka!活用事例
石巻市立開北小学校
【6年生/国語】
学校図書館にはない本を、『Yomokka!』で探す。授業で扱った著者の他作品に触れる機会を与え、こどもたちの読書の幅も広げたい
石巻市立開北小学校では、朝の読書活用のほか、6年生では国語「朗読で表現しよう」授業の最後に、授業で扱った谷川俊太郎が著した他作品を『Yomokka!』で探して読む時間を取っています。
・内容/用途 国語 朗読で表現しよう ・利用開始 2021年9月 Yomokka!
6年生国語・朗読で表現しよう単元で扱った、谷川俊太郎。授業の最後に、著者が書いた他の作品を各自が『Yomokka!』で読んでみる
●谷川俊太郎『生きる』の連に小見出しを付け、感想を伝え合う
●本時の終末に『Yomokka!』で谷川俊太郎の他の作品を読み、読書の幅を広げる
6年生国語・朗読で表現しようの授業では、谷川俊太郎の『生きる』を扱って音読を行い、この詩を読んで感じたことや作品に込められたテーマを考えさせるため、連ごとに小見出しを付けてグループで伝え合う活動を行いました。
そして授業の最後に、谷川俊太郎が著した他の作品にも触れてみようということで、『Yomokka!』を活用し、著書名(谷川俊太郎、たにかわしゅんたろう)で検索。『Yomokka!』では『谷川俊太郎詩集たったいま』(講談社)と絵本『せんそうしない』(講談社)を読むことができるため、各児童が自分で選んで読みたい作品を読み、グループ内で感想を伝え合う時間を取りました。
『Yomokka!』の検索画面(くわしくさがす)
『Yomokka!』は学校図書館にはない本に触れる良い機会となり、こどもたち各々が興味のある本を短時間で探すことができているようです。各自で集中して読書をする姿、互いに読書感想を共有すると、すぐに自分でも読んでみようとする姿が見られました。
低学年では、本との出会い方(『Yomokka!』のさまざまな機能)、蔵書の選択肢自体にわくわくを感じている様子が見られます。高学年では、読みたい本がある程度決まっている児童が紙の本と比べて探しやすさを感じているほか、想像できない本との出会いにも楽しみを感じている様子が見られます。使い始めてからも、ふだんより集中して読んでいたり、普段は手に取らない本を読んでいたりするこどもたちの姿が見受けられました。
朝読中の2年生の様子
令和3年10月から『Yomokka!』を導入し、10月~11月は図書館の貸出冊数が微減又は横ばいとなっていたものの、『Yomokka!』で読んだ冊数を足し合わせた冊数の前年比は10月149%、11月147%となり、全体の読書量は増えている様子が見られました。
続けて令和3年12月~令和4年3月にかけては、図書館での貸出冊数が増えたことから、『Yomokka!』で読書に関心をもったこどもたちが、図書館でも本を借りる冊数が増えたとも考えられます。
その後、令和4年4月~5月にかけては、前年に比べて図書館での貸出冊数が増えただけでなく、『Yomokka!』で読んだ冊数を足し合わせた冊数の前年比が4月152%、5月150%となり、紙の本とデジタルの両方で読書量が増えた傾向が見られました。
【6年生】
- いろんな人の読んだ本やおすすめの本などが出て、新しい本との出会いがあっていいなと思った。
- 読みたい本を調べるとそれ以外の本も出てきて読みたい本が広がりました。
- いろいろなおもしろい本や怖い本、悲しい本があっていいなと思った。
- 本に興味が湧いてたくさん調べている。
- 条件を選べばすぐ見つかるのが楽だと思った。
- 好きな本しか買ったり読まないのが新しいおもしろそうな本を見付けて読むことができて良かった。
- お気に入りを本棚に保存できていつでも読める。
【4年生】
- 図書室では3冊までしか借りることができないから、ヨモッカができるようになって良かった。
- みんなに見てもらいたい本を感想やランキングで伝えることができるのがいいなと思った。
- タブレットは画面が大きいので普通の本よりとても見やすい。
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自分の好きなシリーズの本や学習の本、動物の本があってよかった。
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好きな本が見つかってすごくうれしかった。
【2年生】
- 知らなかった本を読める。
- (自分で)もっていない本を読める。
- 本がだいすきなので,ヨモッカがあってよかった。
- たくさんの本が読める。
- 読みたい本やもう一度読みたい本を本棚に入れていつでも読める。
- おもしろい本もこわい本もあるからいいなと思った。
- よみたいほんがけんさくできる。