Yomokka!活用事例 

 神戸市立成徳小学校(2) 

【4年生/理科】

一人一人の手元に資料が行き届くことで、こどもたちの理解と思考が深まる

 神戸市立成徳小学校では、4年生理科の「ヒトの体のつくりと運動」の単元で、『Yomokka!』を活用しています。ヒトや動物の体のつくりを知る根拠のひとつに、『Yomokka!』に掲載中のどうなってるの!?人のからだのしくみ大図解1 からだのつくりと運動』(ポプラ社)を採用。授業の様子を伺いました。

・所在地 兵庫県神戸市   ・学年 4年生   ・全児童数 約870名

内容/用途 理科 ヒトの体のつくりと運動(全4時間)

 

小学4年生理科「ヒトの体のつくりと運動」、資料のひとつとして『Yomokka!』を活用

授業のねらい・工夫

 単元のねらいは、運動しているときのヒトやほかの動物の体の動きについて骨や筋肉のはたらきと関係づけながら調べていくことで課題を見いだし、興味・関心をもって追求する活動を通して、ヒトの体のつくりと運動についての考えをもつことができるようにすることです。
 児童が発想した予想や仮設を確かめる根拠として『Yomokka!』掲載書籍だけでなく、人体模型、紙の図鑑、映像、さまざまな資料を用意しました。

授業でやってみたこと

教科書の写真を参考に、腕の中で骨がどのようになっているかを、自分や友達の腕の様子を参考にして考える
自分の体を触りながら、人体模型や図鑑などを使って、体の中で曲げられるところについて調べる
腕の中の予想を書く。『どうなってるの!?人のからだのしくみ大図解1 からだのつくりと運動』の8・9ページ(図「人の全身骨格」)を参考にして、体の曲げられる部分について、自分の考えを膨らませるようにする
荷物を持ったり、椅子に座って足を上げ下げしたりしたときの筋肉の様子について、実際に体を触って調べる
同書の10・11ページ(図「全身のおもな骨格筋」)や16・17ページ(図「筋肉が縮んで関節を動かす」)を活用し、ヒトの筋肉のつくりを調べる
ヒト以外の動物の体のつくりや動くしくみについて、図鑑や映像を使って調べる
同書の42・43ページ(図「とぶ動物、泳ぐ動物」)で、飛ぶ動物や泳ぐ動物の体のつくりについて詳しく調べる

『どうなってるの!?人のからだのしくみ大図解1 からだのつくりと運動』(『Yomokka!』にシリーズ全6巻掲載中)

『Yomokka!』を使ってみて

 授業中、こどもたちが『Yomokka!』を囲んで、みんなで和気あいあいと読んでいたのが微笑ましかったです。こどもたちの思考を深めるには、日常生活を思い出したり実際に体を動かしたりするだけでなく、資料による根拠が必要です。今回の授業でいうと『Yomokka!』を活用してこどもたち一人一人の手元に資料が行き渡ることで、それぞれが自分の体と本を照らし合わせ、学習に取り組むことができていました。考えることが苦手な児童も資料が思考するための手立てとなってノートに自分の考えを書くことができており、自分で学習を進めようとする児童が多く見られたことを授業者として嬉しく感じました。気軽に読むことができるからか、自然と『Yomokka!』で調べる習慣が身についてきたように感じています。

『Yomokka!』、人体模型、紙の図鑑、映像、さまざまな方法を使って情報収集

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児童が書いたノート(4時間分の学習)

 

写真提供:神戸市立成徳小学校 



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