Yomokka!活用事例
瀬戸SOLAN小学校(2)
【2年生/国語】
学年別・ジャンル別に検索ができ、教材として本を選ぶ効率がアップ!
瀬戸SOLAN小学校では、主体的かつ創造的な学びの実践を目的にICT環境を整備。こどもたちは全ての教育活動、校外学習において、いつでも・どこでもタブレット端末を活用しています。
今回は、小学校2年生国語の教材「お手紙」の発展として『Yomokka!』を使ってTT(ティーム・ティーチング)授業を行った、学年主任の岩本哲史先生、学校司書の吉賀大介さんに伺いました。
・利用開始 2022年12月 Yomokka!/Sagasokka!
読解力の向上を目指して。教科書に載っていない本をクラス全員が手元で読み、読み解き問題に取り組む
本校では「国語図書」という授業を行っています。国語科に属すこの授業では、各学年の児童の実態に即した、読書に関連する学習活動を実践しています。
2年生の「国語図書」では、児童の実態から読解力の向上を目指します。今回は教材「お手紙」の発展として『Yomokka!』に掲載されている『ばけねこ』を採用。登場人物の場面ごとの行動についての問いを作り、物語の中から答えの根拠となる文章を抜き出して答えるオリジナルのワークシートを作成しました。
育成する知識・技能は以下の通りです。
国語【思・判・表】
●「読むこと」において、場面の様子や登場人物の行動など、内容の大体を捉えている
●「読むこと」において、時間的な順序などを考えながら、内容の大体を捉えている
●「読むこと」において、文章の中の重要な語や文を考えて選び出している
授業で使用した『ばけねこ』(ポプラ社)。『Yomokka!』に掲載中
●『Yomokka!』を使って『ばけねこ』を読む
●オリジナルのワークシートで、読み解き問題に取り組む(登場人物の場面ごとの行動についての問いに、物語の中から答えの根拠となる文章を抜き出して答えるもの)
オリジナルのワークシート
『Yomokka!』では学年別、ジャンル別の検索が可能なので、教材として本を選ぶにあたり、児童の実態に即したものを効率的に見つけることができました。また、教科書には載っていない物語をクラス全員で一斉に読むことができる点は、非常に役立ちます。各自が挿絵を見ながら自分のペースで読み進めることで、読解力を身に付けることができました。
「授業中に物語が読めて楽しかった」「手軽に物語が読めて良かった」「ほかの話も読みたいと思った」という声が聞かれ、問題を解いたことよりも、読書を楽しめたという認識の児童が多かったようです。今回の授業で読書活動に浸る経験を得たことで、読書意欲が向上し、『Yomokka!』での読書量が増加した児童が多く見られました。