Yomokka!活用事例 

瀬戸SOLAN小学校

【2年生/総合的な学習の時間】

学習資料を『Yomokka!』で。読書ツールとしてだけでなく、調べ学習にも活用

 瀬戸SOLAN小学校では、主体的かつ創造的な学びの実践を目的にICT環境を整備。こどもたちは全ての教育活動、校外学習において、いつでも・どこでもタブレット端末を活用しています。
 小学校2年生のクラスでは、教科を横断した総合的な学習の一環として、『Yomokka!』を活用したTT(ティーム・ティーチング)授業が行われています。授業の様子を、学年主任の岩本哲史先生、学校司書の吉賀大介さんに伺いました。

・所在地 愛知県瀬戸市   ・学年 2年生   ・全児童数 約250名

・内容/用途 総合的な学習の時間(国語、生活科)

 

「同じ本を何人でも同時に読むことができる」利点を活かした授業づくり

授業のねらい・工夫

 本校では教科を横断した総合的な学習の一環として、毎週3時間の「プロジェクト」という授業を展開しており、2年生は生き物、野菜、花の育成と採取を通して校内の自然環境の充実を目的とした「F.V.Cプロジェクト」に取り組んでいます。
 プロジェクト主任より、児童がプロジェクトに関連する情報を収集するにあたって読み取りの練習ができるような教材があるかと相談を受けたことをきっかけに、『Yomokka!』を使った、情報を読み取る授業を考えました。『Yomokka!』を使おうと思った理由は、クラスの児童全員が一斉に学習資料にアクセスできるからです。
 育成する知識・技能は以下の通りです。
 
国語【知・技】
読書が、必要な知識や情報を得ることに役立つことに気づいている
順序など情報と情報との関係について理解している
国語【思・判・表】
「読むこと」において、文章の中の重要な語や文を考えて選び出している
生活【態】
育てている野菜の状況に応じて、詳しい人に世話に仕方を聞いたり本で調べたりして、世話の仕方を変えようとしている
生活【思】

水やりや肥料など、1年生のときに行った世話の経験について話し、これから育てる野菜に必要な世話について調べたり話したりしている

  授業でやってみたこと

情報の読み取りについて、プレゼンテーションアプリを使って説明する
『Yomokka!』に掲載されている「毎日かんさつ!ぐんぐんそだつはじめてのやさいづくり」シリーズをそれぞれ参照しながら、オリジナルのワークシートに取り組む

「毎日かんさつ!ぐんぐんそだつはじめてのやさいづくり」シリーズ(ポプラ社)は、『Yomokka!』に全8巻掲載中。授業では「ミニトマトをそだてよう」「ナスをそだてよう」「エダマメ・トウモロコシをそだてよう」の巻を使用

オリジナルのワークシート

『Yomokka!』を使ってみて

 児童からは「楽しかった」という感想が多数でした。2回目、3回目を楽しみにしていたのか授業始めに、「今日も『Yomokka!』を使う?」と聞かれていたほどです。今回は2年生の授業でしたが、低学年の児童でも簡単に検索ができる点が良いと思います。日頃、児童は読書ツールとして『Yomokka!』を使っています。そのためか操作についての質問は無く、意欲的に課題に取り組むことができました。読み取りに必要な部分をピンチして拡大するなど、タブレット使う工夫も見られました。
 授業を通して、児童に『Yomokka!』を調べ学習に活用できることの気づきをもたらすことができました。今回の授業以降、「プロジェクト」だけでなく、ほかの授業においての調べ学習にも『Yomokka!』を活用する姿が見られます。今後は「同じ本を何人でも同時に読むことができる」利点を活かして、一斉読書、物語読解といった授業への活用も考えています。

『Yomokka!』で学習資料を参照し、オリジナルのワークシートを解いていく

写真提供:瀬戸SOLAN小学校



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