Yomokka!活用事例 

神戸市立菅の台小学校

【5年生/国語】

『Yomokka!』最大のメリットは、児童向け、信頼できる資料が揃っていること

 神戸市立菅の台小学校では、5年生の「調べたことを正確に報告しよう」の単元で、『Yomokka!』のコンテンツを活用しています。教科書の内容を学んだ上で、単元の中での発展的な活動として「将来の仕事」をテーマに報告文を書く学習を実施している、 清水啓先生に伺いました。

・所在地 兵庫県神戸市   ・学年 5年生   ・全児童数 約240名

・内容/用途 国語  [情報]目的に応じて引用するとき / 調べたことを正確に報告しよう(発展的な活動として実施)

 

5年生国語、児童が調べて書きたくなる、報告文のテーマ探し。「ジブン未来図鑑 職場体験完全ガイド+」「職場体験完全ガイド」シリーズを活用

授業のねらい・工夫

 「調べたことを正確に報告しよう」(光村図書出版/5年生国語)の中で「ジブン未来図鑑 職場体験完全ガイド+」「職場体験完全ガイド」シリーズ(ポプラ社)を活用しました。
 
【授業のねらい】「目的に応じて必要な資料を引用したり写真や図表を用いたりして報告文を書く」
調べたことを正確に報告する文章を書くことができる
報告する目的をはっきりさせ、目的に応じて資料を引用することができる

 まず、教科書の内容で構成を学び、発展として『Yomokka!』のコンテンツを使って報告文を書く計画を立てました。『Yomokka!』には、学習別に分類された資料が豊富にそろっています。この単元では、資料となる図表、統計データなどの情報が簡単に引き出せてとても便利でした。シリーズになっている書籍もあり、読み比べをするにも適しています。これらの点から、『Yomokka!』を活用できるテーマ探しを行いました。
 次に、報告文を交流する場面では、テーマ設定が重要でした。そのため、「児童に身近で関心が高いこと」「報告するために調べる必要があること」などを条件にテーマを絞りました。結果、報告文の資料に「ジブン未来図鑑 職場体験完全ガイド+」「職場体験完全ガイド」シリーズを選びました。「将来の仕事」という分野は、聞き手となる児童にとっても関心が高まります。『Yomokka!』のコンテンツは、報告文を作成するうえで児童の気持ちが「報告文を書きたい>苦手意識」となることが大いに期待できるものでした。

「ジブン未来図鑑 職場体験完全ガイド+ 」シリーズ
(『Yomokka!』に全5巻掲載中)

「職場体験完全ガイド」シリーズ(『Yomokka!』に20巻掲載中)

  授業でやってみたこと

「ジブン未来図鑑 職場体験完全ガイド+」「職場体験完全ガイド」シリーズの中から、班ごとに、調べる職業を選ぶ
選んだ職業について、それぞれが「仕事を続けられる魅力」「社会にその仕事が必要な理由」「AIに変えられない理由」を考察。「ジブン未来図鑑 職場体験完全ガイド+」「職場体験完全ガイド」シリーズを参照して自身の考えを裏付けながら、報告文を作成する
班の中で報告書をもとに自分の考えを発表し、話し合う

教員が授業のために整理した『Yomokka!』の「自分の本だな」。プロジェクターに投影することで、授業で使う本の共有が容易に

児童が作成した報告文

『Yomokka!』を使ってみて

 児童にとって、インターネットを使った情報収集は容易ですが、インタネット上の情報やデータの信憑性、内容についての精査は難しいです。その点『Yomokka!』には、児童用に書かれ、かつ授業のテーマに沿った資料になる信頼できる書籍が豊富に揃っています。児童の関心を高める装丁・表紙・内容も魅力的で、児童がモチベーション高く取り組みやすいこと、ここが、最大のメリットだと感じています。
 また「自分の本だな」に授業で使えそうな本を入れておくことで、児童がすぐ、必要な本にたどり着けます。教員が資料をコピーして準備をするという、授業準備の負担軽減に繋がりました。

デジタルツールを使い、自分の考えを報告文にまとめていく

 『Yomokka!』を活用したことで、同じ本をクラス全員で読むことができ、資料が全員に共有されている状況を作り出すことができます。児童にとって分かりやすい資料が行き届くことで、自分の考えを形成させるという点に重点を置いて授業に取り組むことができます。
 学習後、児童からは、「自分の考えを入れながら報告文を書くことができた」「自分の好きな仕事について調べて報告文にまとめたことで、他の人にも自分の調べた仕事をおすすめすることができた」という感想がありました。

写真提供:神戸市立菅の台小学校



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