Yomokka! Sagasokka!活用事例
東京学芸大学附属竹早小学校
【5年生/国語】
こどもたちの主体的な学びの一歩! まず『Yomokka!』と『Sagasokka!』で調べてみよう
「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」に取り組む東京学芸大学附属竹早小学校では、「未来の学校図書館」を見据え、電子書籍を活用した授業事例の創出に取り組んでいます。今回は『Yomokka!』と『Sagasokka!』の両方を活用し、国語の授業プランを実践した曽根朋之先生に伺いました。
・利用開始 2021年7月 Yomokka!/Sagasokka!
伝記学習の導入。『Yomokka!』でさまざまな伝記に触れ、『Sagasokka!』の「人物事典」を活用
●目的に応じて、いくつかの伝記や資料などを結び付けるなどして必要な情報を見つけたり、論の進め方(被伝者の描き方)について考えたりすることができる
●文章を読んで理解したことに基づいて、被伝者の描き方についてまとめた意見や感想を共有し、自分の考えを広げることができる
『Yomokka!』で伝記を調べ、気になる伝記を読んでみよう
●『Yomokka!』で伝記を検索し、それぞれが気になった伝記を読む
●伝記という文種について気付いたことを共有する
●こどもそれぞれで一人の人物に絞り、『Yomokka!』内の伝記を読み比べる
●被伝者が同じでも、書き手によって描かれ方が異なるという伝記の特性を体感する
●こどもたちにとって社会科の学びや日常生活に近い人物であること、マイナス面も描かれている人物であること、複数の伝記があり、読み比べる価値があることから、本実践では「スティーブ・ジョブズ」を扱うことを伝える
『Sagasokka!!』でスティーブ・ジョブズを調べてみよう
●『Sagasokka!』に搭載される「人物事典(※)」でスティーブ・ジョブズを検索し、ワークシートに一言で書き表していく
●スティーブ・ジョブズのイメージをクラスで共有する
●スティーブ・ジョブズを知るために、伝記やそのほかのさまざまな情報を読み比べることの必要性を活動の見通しとして持つ
※『Sagasokka!』には学習用人物事典の決定版である、ポプラディアプラス「人物事典」を搭載しています
『Yomokka!』で色々な伝記に触れながら、文種について気付いたことを共有する
『Yomokka!』や『Sagasokka!』を活用し、さまざまな情報を得るこどもたち
こどもたちには、デジタルと紙の本、それぞれ使う目的や場面によって選ぶ適切性を大切にしてほしいと考えています。使う場面によってデジタルが良いのか、紙の本が良いのか、「二項対立ではなく都度選択していこう」と伝え、こどもたちといっしょに試行錯誤しながら活用しています。電子書籍やオンライン事典が新たな選択肢として生まれてきたことは教育現場にとってありがたく、非常に効果的であると感じています。
効果的だと感じる理由のひとつは、手軽さです。これまで国語実践では教科書にはない共通教材をこどもたちに共有する、同じ百科事典を全員の手元に提示するとなると、労力を要しました。『Yomokka!』『Sagasokka!』があれば、こどもたち全員に同じ教材を手軽に配ることができ、学びを深めることができます。
また、正確な情報を得られる点も有効です。パソコンで検索をすると、さまざまなサイトから情報が紛れ込んできます。調べる第一歩のツールとして『Yomokka!』『Sagasokka!』を手に取ることができる環境は、こどもたちにとって非常に良いと感じており、こどもたちの学びの一歩として有効に活用しています。
『Yomokka!』を使ってみて
- 色々な本が入っているところが良いです。(読みたい本を)「自分の本だな」に入れておけば、また読みたいときにクリックをして自分の好きな本を見ることができるので、それが良いなと思いました。
『Sagasokka!』を使ってみて
-
学校の資料調べのとき以外にも、自分の好きなことを調べたいときに使うと、とても良いです。
- (「総合百科事典ポプラディア」を使って)総合的に調べるところもあれば、ポプラディアプラス「人物事典」を使って詳しく調べることもできます。
- 授業で調べ学習の第一資料として使うのに最適で、信頼できて使いやすいです。
写真撮影:ポプラ社
今回の活用事例をまとめた動画(再生時間:4分4秒)を公開中!