Yomokka!活用事例

国立大学法人東京学芸大学附属竹早小学校

【2年生/国語】

低学年が読みやすい昔話・名作が多い。一人一人が好きな作品を読み「読み比べ」もできる

「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」に取り組む東京学芸大学附属の竹早小学校では、「未来の学校図書館」を見据え、電子書籍を活用した授業事例の創出に取り組んでいます。『Yomokka!』を活用した授業プランを実践・検討している曽根朋之先生に伺いました。

・所在地 東京都文京区   ・学年 2年生   ・全児童数 約430名   内容/用途 国語 昔話を読む

 

2年生国語、昔話単元で『Yomokka!』を活用した授業実践

なぜこの授業をやってみたのか?:『Yomokka!』には、昔話・名作が多く収録されています。(読みたい本が重なっても)それぞれ好きな昔話を読むことができ、たくさん作品を読むことで昔話同士をくらべる授業ができると考えました
授業でやってみたこと:昔話を読んで感想を書こう/昔話のあるあるを見つけて整理しよう
授業を通じて目指したこと:内容予測の力…先を見通せる力をつけ、予想通りいく面白さ、裏切られる面白さを感じる/作品を多く読んで要素を関連付ける力をつける等
児童が『Yomokka!』使ってみて:こどもたちが、興味をもって端末を使っている様子が見られました。(ローマ字入力が苦手な)低学年には「検索」が難しいので、本の表紙が並んでいるところがあると本が選びやすいです

『Yomokka!』に掲載されている「はじめての世界名作えほん」(全80巻)の電子書籍を中心に、昔話単元での授業を実践いただきました

電子書籍の良さを活かした授業プランを考えたい

今後の授業実践の予定は?:電子書籍の良さ(多くの作品をどんどん読める/シリーズの複数作品が読める、読みたい本が重なっても同時に読める)を活かした実践を考えています。「くまの子ウーフ」等シリーズ作品を読みこむ授業や、写真絵本を活用して写真の使い方・言葉の使い方の実践に目を向けることもできそう。 研究授業に向けて、3名の教員でいろいろな方向の授業案を検討しています。

 

「未来の学校、みんなで創ろう。プロジェクト」の中で取り組んできた『Yomokka!』を活用した授業実践の事例が東京学芸大学が運営する「授業で役立つ学校図書館データベース」(http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/?page_id=13)で紹介されています。

3年生の国語の授業では『Yomokka!』の感想機能を活かした実践、2年生の国語の授業では『Yomokka!』の写真絵本シリーズを丁寧に読み込んだ実践事例となっています。またメディアの時間では、同じ作家の作品を紙の本と『Yomokka!』の電子書籍でいろいろな作品に触れる実践が行われました。

【3年生国語】人に伝わる文章って?~Yomokka!の感想機能で交流しよう
http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/index.php?key=mu2u7qgzm-26#_26

【2年生国語】写真をあじわいつくそう
http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/index.php?key=munsyxenj-26#_26

【2年生メディア】富安陽子作品でテーマ読書をしよう
http://www.u-gakugei.ac.jp/~schoolib/htdocs/index.php?key=mui69asr0-26#_26)
未来の学校



「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」の取り組み 国立大学法人東京学芸大学を中心に、教員、企業と教育委員会がワンチームとなって新しい学校システム創りに挑戦していく「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」が進行中です。この活動のひとつ、「未来の学校図書館」プロジェクトの一環で、「電子書籍」の可能性を探るチャレンジを行っており、『Yomokka!』を活用した授業事例創出に向けて研究中です。

https://www.u-gakugei.ac.jp/pickup-news/2020/08/post-688.html

 

写真提供:国立大学法人東京学芸大学附属竹早小学校



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